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ImadokoM5Unified

ImadokoM5Unified

ImadokoM5Unified 今回は、ImadokoM5Unifiedについて紹介したいと思います。 ImadokoM5Unifiedは、ownTracksからMQTTを用いて得られる位置情報をもとに、OpenStreetMap等の地図を用いて画像を生成するPHPスクリプトであるstaticmap.phpで生成された地図画像をダウンロードして、M5Stackシリーズの画面上に地図を表示し続けるアプリケーションです。 M5Unifiedライブラリを用いているので、様々なM5Stackシリーズで動作します。ビルドはPlatformIO上で行っています。 動機と動作の仕組み このアプリケーションの目的は、自分の位置情報を家族が簡単に確認できるようにすることです。ownTracksは、スマートフォンにアプリをインストールすることで、スマートフォンの位置情報をMQTTサーバに送信することができるアプリケーションです。MQTTサーバは、位置情報を受け取って保存したり、他のデバイスやアプリケーションに配信したりすることができます。staticmap.phpは、OpenStreetMap
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M5StickCの赤外線LEDでレゴテクニック RCトラックレーサーを動かす

M5StickCの赤外線LEDでレゴテクニック RCトラックレーサーを動かす

レゴの中でも、レゴテクニックのシリーズはいろいろな機械の動作メカニズムがレゴで再現されていて、大人が作ってもとても面白いものです。その中でも、Lego Power Functionモーターという赤外線受信器とモーター、ライトなどを組み込むことができるモデルがあります。これを1つ持っていたので、M5Stackから動かしてみました。 レゴテクニック RCトラックレーサー 42065 [https://www.amazon.co.jp/dp/B01J41LWFW/] これ、M5Camera [https://www.switch-science.com/catalog/5207/] を搭載するのにちょうどいいサイズで、レゴですから簡単にM5Cameraを固定して運転席視点のカメラ映像を楽しむことができます。 これに使われているモーターは、動くレゴとして有名なMindStormsのモーターとはまた違う種類なので、直接M5Stackに接続することは難しそうです。しかし、赤外線で制御するので、制御コマンドを解析してArduino用のライブラリが作成され、公開されていました。 Arduino
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M5AtomLite と HBridge Driver Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす

M5AtomLite と HBridge Driver Kit, Fader Unitを使って鉄道模型を動かす

これは何? M5StackからFader Unitが出た時、あーこれは鉄道模型のコントローラーだなぁと思い、やはり最近出ていたATOM PWM Kitと組み合わせて簡単に作ってみて、製作記事をProtoPediaに公開 [https://protopedia.net/prototype/2447] しました。小さいのがいいところなので、Zゲージ鉄道模型を動かしてみていますが、PWMだけだと方向転換ができないので、HBridge Driver Kit [https://www.switch-science.com/catalog/6912/]を使って走行方向を変更できるようにしたバージョンを作りました。 動作しているところの動画 [https://youtu.be/6C2KhT92Gsg]です。 材料 * M5Stack Fader Unit [https://shop.m5stack.com/collections/m5-sensor/products/fader-unit-with-b10k-potentiometer-sk6812] * M5ATOM HBridge
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Rで cut()による数値のカテゴリー化の時、 seq()を使うと計算誤差が問題になる

データ解析をするとき、連続変数を一定の値範囲ごとにカテゴリー化することがたまにありますが、その時には cut() 関数を使うことが多いと思います。 ただ、cutのbreaks引数に、区切りが一定だからといってseq()を使う、かつその時にseqの増分(by引数) に小数を使うと、思わぬトラブルに遭うことがある、という小ネタです。 たとえばこうすると、irisのSepal.Length は, 2.5, 2.6, 2.7,…を区切りとして、right=FALSEですから左側が閉じた区間となるようにカテゴリー化されるはずです。 cut(iris$Sepal.Length, breaks=seq(2.5, 6.5, by=0.1), right=FALSE) ところで、iris$Sepal.Lengthには、値が4.8である個体が5例含まれています。 > sum(iris$
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M5Stampの動作確認

M5Stampの動作確認

M5Stamp [https://www.switch-science.com/catalog/7360/] が出ました。ESP32-Picoに無線アンテナとかGroveコネクタとかの必要最小限の追加回路を足したモノのようで、M5Atom [https://www.switch-science.com/catalog/6262/] よりもさらに小さいです。日本で発売されたのは、ピンヘッダ&ピンソケットとGroveコネクターがセットになったM5Stamp Mateだったので、早速ピンヘッダとGroveコネクタをはんだ付けして、OLED UNIT [https://www.switch-science.com/catalog/7233/] をつなげて動作をみてみました。Groveコネクタをつける時には、買った時のままだとはまらないので、一度付属のL字金具を使ってプラスチックパーツを取り外し、Groveコネクタに干渉する部分を折り取る必要がありました。 シリアルポートから状態を見たりファームウェアの書き込みをするには、USB-シリアルアダプタが必要です。シリアルポートを見るだけなら普通のU
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TWELite PALの開閉センサーをM5Atom 経由でLINEに通知する

TWELite PALの開閉センサーをM5Atom 経由でLINEに通知する

電池持ちがいい無線センサーとして、TWELite PAL [https://mono-wireless.com/jp/products/twelite-pal/sense/openclose-pal.html] をよく使っていますが、無線がBluetoothなどではないので、センサの値をインターネット経由で観測するためには、何らかのゲートウェイが必要です。以前は小型のLinuxマシンである NanoPi Neo [https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-12301/]にMONOSTICK [https://mono-wireless.com/jp/products/MoNoStick/index.html] をつなげて、PythonプログラムでTWELite PALからのシリアルメッセージを受け取るようにしていました。しかし、たまにPythonプログラムが強制終了していたりすると通知が来なくなるので、安定して通知が来るように M5ATOM [https://www.switch-science.com/catalog/6262/] を使ったゲートウ
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Windowsで日本語のユーザ名を使っている時のRパッケージインストール場所問題

結構歴史が長い問題なわけですが、実はR本体ではR 4.0時点でもいまだに解決がされていません。まぁファイルシステムのエンコーディングを誤ったまま起動時の環境変数が設定されてしまうのが問題なわけなので、理論上はR本体側で対処可能な問題だと思いますが、回避が結構簡単にできることもあってまだ残っていますね。 問題 Windowsのユーザ名が日本語を含む場合、すなわち、C:¥Users の下のホームフォルダの名前に日本語が含まれている場合、Rのパッケージをインストールしようとすると、personal libraryを作って良いかどうか確認をしているこのようなダイアログが何回も出てしまい、インストールができない 解決方法 Rstudioで操作する方法を説明しています。 まず、Personal Libraryを入れる場所を作る 回避策として、日本語を含まないパス名のところに、Personal libraryを入れる場所を作りましょう。 例えば、Cドライブ直下にRというフォルダを作って、そこにパッケージをインストールすることにします。RstudioのConsole部分などから、 dir.c
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MacOS (Big Sur)へのKH Coderのインストール

テキストマイニングで有名なKH coder [https://khcoder.net] ですが、macOSでのインストール手順はなかなか複雑なのでまとめておきます。 ダウンロード GitHubのKH coderリポジトリより、リリース版 [https://github.com/ko-ichi-h/khcoder/releases/] の最新バージョンをダウンロードするのが良いと思います。Macの場合、Source code(tar.gz)が良いでしょう。 展開すると、以下のようなフォルダ構造になっていると思います。 ビルド環境 これだけではKH coderは動かないので、MySQLや各種Perlモジュールをビルドしてインストールする必要があります。なにはともあれ、XCode command line toolsは必須なので、インストールしておきましょう。ターミナルから以下のコマンドでインストールができます。 $ xcode-select --install mecab, mecab-ipadic のインストール 何はともあれ形態素解析器が必要なので、mecabとmecab
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TWELITE StageボードとM5StackでTWELite PALのデータを表示する

TWELITE StageボードとM5StackでTWELite PALのデータを表示する

家のドアにつけている開閉センサー [https://mono-wireless.com/jp/products/twelite-pal/sense/openclose-pal.html]は、最近 TWELite PAL [https://mono-wireless.com/jp/products/twelite-pal/index.html] を使っています。CR2032電池をつけて、電池交換なしで1年近く動作する省電力なところが気に入っています。 データの受信にはMONOSTICK [https://mono-wireless.com/jp/products/MoNoStick/index.html] をつけたNanoPi Neo [http://nanopi.io/nanopi-neo.html] を使って、LINEに通知をさせたりしていますが、直接の表示装置を持たないので、デバッグは少々面倒です。 TWELite DIP [https://mono-wireless.com/
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M5Atom+PIR UnitをSinric ProでAlexaのモーションセンサーにする

M5Atom+PIR UnitをSinric ProでAlexaのモーションセンサーにする

M5Atom Lite [https://www.switch-science.com/catalog/6262/] とPIRセンサユニット [https://www.switch-science.com/catalog/5697/] を使って、SwitchBot [https://www.switchbot.jp/bot] を動かして照明を人感センサー付きにする、という記事 [/2020/05/04/m5atom-pir-unit-switchbotde-zhao-mingni/] を最近掲載したばかりですが、実は人感センサーを付けたかったリビングには他にも1つ、赤外線リモコンで操作する照明があって、そちらも同時に人感センサーで制御したいなと思いました。そちらの照明はすでに、 SwitchBotハブプラス [https://www.switchbot.jp/hub-plus] でAlexa対応しており、SwitchBotもAlexaから制御できるので、このさいM5AtomをAlexaに対応したモーションセンサーにしてしまえば、Alexaの 定型アクション [https://www
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ピンク極小7セグLEDシールドにスマートメーターからの電力使用量データを表示する

ピンク極小7セグLEDシールドにスマートメーターからの電力使用量データを表示する

最近では、多くの家庭の電力メーターがスマートメーターに交換されており、Wi-SUNという長距離通信方式によって電力使用料が遠隔報告されているそうです。この使用料は、対応する通信装置さえあれば、自分でデータとして受信することができます。 きっと何かに役立つでしょ!? [https://kitto-yakudatsu.com/] さんが BOOTHで販売 [https://kitto-yakudatsu.booth.pm/items/1650727]されている、M5StickC 用Wi-SUN Hatに、ROHM 無線通信モジュール BP35A1 [https://www.amazon.co.jp/dp/B00YWLCWEU/] をつけることで、この電力使用料をM5StickC [https://www.switch-science.com/catalog/5517/] で受信することができます。受信したデータはAmbient [https://ambidata.io] などにインターネット経由で送信してグラフにしたりできますが、M5StickCではESPNow [https://www
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M5Atom, PIR Unit, SwitchBotで照明に人感センサーをつける

M5Atom, PIR Unit, SwitchBotで照明に人感センサーをつける

最近SwitchBot [https://www.switchbot.jp/bot] が安く買えることが多いので、いつのまにか3つに増えていました。照明のスイッチにつけているので、人感センサーをつけて、5分動きがなかったら消灯、のような使い方が代表的かと思います。3つのうち1つは Hueモーションセンサー [https://www2.meethue.com/ja-jp/p/hue-motion-sensor/8718696769881] からAlexa経由で、もう1つはモーションセンサー [https://www.amazon.co.jp/dp/B07VF43BG1] をつけたEcho FlexからAlexa経由で操作させ、人感センサーと連動させています。3つ目もモーションセンサーをつけたかったのですが、ちょうどM5Atom [https://www.switch-science.com/catalog/6260/] が届いたので、これとPIRセンサユニット [https://www.switch-science.com/
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カムプログラムロボットキット

カムプログラムロボットキット

こどもの夏休み自由工作、今年は何かプログラミングをやらせようと思い、カムプログラムロボット工作キット [https://www.tamiya.com/japan/products/70227]を考えていましたが、最近になってこれをベースとしたと思われる新製品 マイコンロボット工作セット [https://www.tamiya.com/japan/products/71201/index.html] が出たので、そっちでやらせてみました。 左側が子供が作ったマイコンロボット工作キット、右側が一緒になって自分で作った、カムプログラム工作キットをベースにちょっと改造したものです。よく見るとギアボックスから上が前後逆についているという違いがありますが、基本的には多くの部分が共通です。カムプログラムロボット工作キットも、そのままでも物理的なカムを読むことでその指示に従った動作をするというプログラミングができますが、マイコンボードを装着することを想定したと思われる広いスペースが中央部にあいていて、マイコン制御に改造することが簡単にできます。micro:bit を用いた例がこちら [https:/
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wLinux & x410 & Rstudio setup

だいぶ前に書いたメモですが、一応公開しておきます。 Windows subsystem for Linux(WSL) は、Windows10でLinuxアプリケーションを動かす機能で、一般的にはそれほど必要とされる機会は多くはないかもしれませんが、R言語を日本語のWindowsで使うときは通常のWindows版Rを使うよりもトラブルなく利用できるため重宝します。というのも、Windowsにはいわゆるja_JP.UTF-8に相当するロケールがなく、日本語を使う場合はシフトJIS(CP932)を文字エンコーディングとするしかないので、日本語を意識していないパッケージの場合は、図表中の文字やR markdownの処理結果における文字化けなどがWindowsでだけ発生することがありました。WSL上でRやRstudioを使うことで、ja_JP.UTF-8ロケールが利用できますから、日本語を含む図表を作る場合でもトラブルは少なくなる印象です。 ここで取り上げているwLinuxは、最近ではPengwin [https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1
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M5StackでownTracksの場所表示

久しぶりのブログですが、昨年の今頃国内でも売り出されてヒットしたWi-Fi/BLE搭載ESP32マイコンボードに、ちょうどいい大きさのカラーディスプレイとボタン、バッテリー、SDカードスロットなどをつけてきれいにパッケージにした M5Stack [https://www.switch-science.com/catalog/3649/] が国内でも発売されたので、何か作ってみようということで、ownTracks [http://owntracks.org/] で記録した位置情報を拾ってディスプレイ上に表示する、というものを作ってみました。 ownTracksは基本的にはMQTT [https://kfep.jp/solution/iot-mqtt/mqtt] で位置情報を送信するスマホアプリで、送信先のMQTTサーバを自由に選べますから、スマホの場所を送信/検索するようなサービスを自前で構築することができます。 M5StackにはMicroPython [https://docs.micropython.org/en/latest/esp8266/index.html] が
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DS18B20 水温計

暑いです. 自分が暑いのはエアコンでなんとかなりますが,5匹しかいないとはいえ家の水槽の熱帯魚は温度が上がりすぎると死んでしまうので,水温を管理しないといけない季節になってきました. 今の熱帯魚たちは去年の秋頃からいるので,夏を越せるかどうか心配です. 水槽にはRaspberry Pi Zero [https://www.raspberrypi.org/products/pi-zero/] を使った定期撮影カメラをそばに置いてあるので,せっかくなのでこれを使って水温の監視をはじめてみました. 防水の温度センサとしては,DS18B20 [http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-05276/] をステンレスの容器に入れて簡単に防水にしたものがよく売られている [https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00NFQOPE8/]ようなので,これを1つ買って,Raspberry Pi ZeroのpHAT [https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?f=91&t=
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John Snow Pub

ゴールデンウィークの直前にイギリス、ロンドンに出張したので、飛行機の時間までに疫学の聖地、John Snow Pubでお昼を食べてきました。 John Snow [https://en.wikipedia.org/wiki/John_Snow]は1854年のロンドンでのコレラ流行 [https://en.wikipedia.org/wiki/1854_Broad_Street_cholera_outbreak] 時に、まだコレラの病原体が何であるかは不明であったにもかかわらず、井戸の場所と患者の発生頻度の関係から、飲料水が何らかの原因であるという結論を得たそうです。これが現在まで続く疫学の始まりとされています。 もっとも患者が多かった場所であるBroadwick street [https://en.wikipedia.org/wiki/Broadwick_Street]には、John Snowの名前がついたJohn Snow Pubがあります。2011年に訪れた時は、近くに井戸の形の記念碑もあったのですが、現在は付近の工事のため撤去 [http://www.
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メリークリスマス

今年のクリスマスは、イルミネーションをいくつか作ってみました。 まずはこちら。フルカラーLEDを118個つなげたテープです。職場の入り口ドアに飾り付けをしてみました。 これはフルカラーLEDでおなじみのNeoPixelのテープ [http://ssci.to/1399]です。Adafruitのドライバ [https://github.com/adafruit/Adafruit_NeoPixel] で、Arduinoからは簡単に制御できます。今回はArduino UNOで、このドライバのサンプルが派手で気に入ったので、そのまま使っています。シリアル制御なので、信号線は1本だけだから配線は難しくはないです。ESPr Developer [http://ssci.to/2652] でも制御できそうなので、そのうち無線で色を制御するようなこともやってみようかなと思います。 LEDとはいえ、100灯以上ですからそれなりに電流を使います。そのため、電源は注意して選ぶ必要があります。60灯でも3A以上使うようですから、今回は余裕をもって、以前別の目的で購入した 5V 10A switch
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サイズ

6S Plus, mini, Air2, MacBook 12inch, Pro iPad Proはたしかに,これぞタブレット,というサイズで良いです.iPad Proがあると,iPad Airを使う機会はやはり減ります. でも,MacBook 12インチより大きいというのはちょっとやりすぎかもしれない.MacBook 12インチは,デスクトップの代わりにはなりませんが,出先で小さいと思ったことはあまりなく,実に良いサイズです. iPad Proのサイズがあると,普通のiOSアプリだとちょっと画面の使い方がもったいなく感じます.iPad Pro専用アプリでこそ活かされるタブレット,なのかもしれません. Smart Keyboardがあるとはいえ,iOSがそれほどキーボードを活かせる機能を持っていないので,あくまでも今の所,ですが,安心して仕事をしたいときにはiPad ProよりもMacBook 12inchを持って出ます.Officeがあるとはいえ,メールの添付ファイル作成の自由度などの点で,やはりMacOSがあった方が安心です. ただ,電子書籍リーダーとしての使い勝手は,
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「R言語徹底解説」

Rの解説書の中で、おそらく最もディープな内容の名著の翻訳「R言語徹底解説 [http://www.amazon.co.jp/dp/432012393X]」 をご恵贈いただきましたので、ご紹介します。 原著者は ggplot2 [https://cran.ism.ac.jp/web/packages/ggplot2/index.html], dplyr [https://cran.ism.ac.jp/web/packages/dplyr/] を始め、本当に色々な、革新的なパッケージを作られている Hadley Wickham [http://had.co.nz] 氏です。Hadley先生の作るパッケージは、本書でも説明されているような演算子オーバーロードや非標準評価の仕組みを駆使しているので、一見するとRとは違う言語のように見えてしまう文法を使うことができ、非常に効率的な書き方ができるのが特徴かなと思います。 ただ、実は個人的にはggplot2もdplyrも今まではあまり積極的には使ってきませんでした。古典的なRの文法に慣れてしまっているので、
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IGZO液晶

最近話題の秋月IGZO [http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10016/]です. 確かに綺麗な液晶なんですが,液晶パネルと制御基板の状態のものなので,実用するにはケースを作る必要があります. とりあえず,フォトフレーム [http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FX88Q0]に挟んでみました. そのままだと,フォトフレームをネジで締める時に液晶パネルを挟んで壊してしまうので,高さというか長さ2.5mmのスペーサー [http://wilco.jp/products/PE/CPE.html]を入れています.たまたまあったものを使っているだけなので,消音テープ [http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0011EU3YM] のようなものでも良いかもしれません.液晶パネルに力がかからないようにすると同時に,パネル自体は固定しておらず挟んでいるだけなので,パネルがおさまるべき位置の周囲にスペーサーを貼り付けて,パネルがずれないようにしています.ちなみに,
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早押しクイズ装置

仕事納めはまだですが,年末の仕事もだいぶ落ち着いてきたところでブログ更新です. 今回も自作ネタですが,某所のクリスマスパーティにてだいぶ好評をいただいた早押しクイズ装置の詳細のご紹介.まずは完成品の画像と,動いているところの動画から. 上の写真の他に,USBモバイルバッテリーと,適当なアンプ内蔵スピーカーが必要です.動画で使っているのは,オーディオテクニカのBoogieBox [https://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.php?modelId=2622] ですね. 4つついているスイッチは千石電商で買ってきたゲームスイッチ [https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=25BU-8AL6] ですね.発泡スチロールを切って作った台に接着してあります.右上にある丸いLEDは,NeoPixel 16連フルカラーLED [https://www.switch-science.com/catalog/1537/]です.これらをArduino バニラシールド
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「新米探偵、データ分析に挑む」

石田基広先生から、期待の新刊「新米探偵、データ分析に挑む [http://www.sbcr.jp/products/4797382303.html]」 をご恵贈いただきましたので、ご紹介します。 今回は探偵モノなので、読み始めてまずNHK教育 [http://www.nhk.or.jp/sansuu/keiji/] を思い出しました。登場人物が皆特徴があってイメージが浮かんできますね。映像化を期待してしまうなぁ。後述する通り内容はかなり充実しているんですが、難しくはなく、ストーリーにひかれてどんどん読み進められます。 操作面ではRstudio の四則演算から始まり、はじめてデータ処理をする読者にもやさしいと思います。その一方で、FILE 02からtidy data [https://cran.r-project.org/web/packages/tidyr/vignettes/tidy-data.html] の考え方も説明していて、Rstudioの操作だけではなく、実践的なデータ操作の作法まで学べます。Rのパッケージもggplot2によるグラフィックス、dplyr
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ストリートビューがCardBoard対応

いつの間にやら22日間も投稿していなかったようです. まぁ,新しいの [http://www.apple.com/jp/iphone-6s/]の環境を整えたりとか,仕事が忙しかったり [https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/] とかもありますが,ネタとしてはmCookie [https://www.kickstarter.com/projects/microduino/microduino-mcookie-the-smallest-electronic-modules] とか,TWE-Lite-2525A [http://tocos-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/] とか, MicroView [https://www.sparkfun.com/products/12923] とか,Espruino Pico [http://www.espruino.com/Pico]
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オープンソース電子カルテ OpenDolphinのインストール

仕事で必要になりまして、OpenDolphin [https://github.com/dolphin-dev/OpenDolphin] というオープンソース電子カルテをMacOS X上のParallels Desktop [http://www.parallels.com/jp/products/desktop/]で作成したUbuntu 14.0.4 上にインストールしてみました。あまり情報が出ていないので、せっかくだから方法をブログに書いておきましょう。 Parallels に Ubuntu 14.0.4をインストールする Parallels Desktopには、Ubuntuなどのダウンロードで入手できるOSについては、そのダウンロードからインストールまでを自動的にやってくれる機能があるので、それを使ってUbuntu 14.0.4の仮想マシンを作成します。 メモリの増量 ここで自動的に作成される仮想マシンのメモリは2GBなんですが、OpenDolphinだけではなく、ORCA [https://www.orca.med.or.jp/receipt/] も同じ仮想マシンにインス
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Espruino+ESP-WROOM-02で、BME280から取得したデータをMQTTに送る

まだまだ続くEspruino [http://www.espruino.com]シリーズです。 Espruino自体には通信機能はないんですが、最近ESP-WROOM-02 [https://www.switch-science.com/catalog/2341/]というWi-Fiモジュールが話題です。 マイコン向けにWi-Fi機能を提供するモジュールとしては、CC3000 [https://www.switch-science.com/catalog/1694/] などがありましたが、ESP-WROOM-02というか、これに入っているESP8266というチップのいいところは、なつかしいATコマンド [http://ja.docs.jumpwire.io/ESP8266Reference/ATCommands/] を使って、シリアル接続でデータの送受信ができるところです。シリアルだとせいぜい115200bpsなので、速度的にはWi-Fiの性能をほとんど活かせませんが、マイコンからそんなに高速な通信は必要ないので、簡単に制御できる特徴が活きてきます。そしてモジュール自体にアンテナも、技
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Netatmo 気象ステーション

さて,今週の関東は台風にともなって起こった大雨で大変でした.台風自体からは遠くても,2つ目の台風との間で線状降水帯 [http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000261-sph-soci] ができてそこから降っていたとか.たしかにアメッシュ [http://tokyo-ame.jwa.or.jp]を見ていたら,大雨の時は綺麗に線状になってましたね. そういうときには,職場ではとても強い雨が降っていても,自宅はほとんど降ってなかったりすることがあります.でも,自宅付近でどうだったのか,知りたいですね. そこで便利なのが,自宅に設置できる気象ステーション,netatmo weather station [https://www.netatmo.com/ja-JP/product/weather-station] です. これ,実体はこのような小さな円筒形の筒です.トイレットペーパーの芯よりもちょっと大きいぐらいです. これで,気温,気圧,湿度,音量, CO2濃度を定期的に測定し,Wi-Fi経由でクラウドにアップロードしてくれま
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PubMedの検索結果をRで取り出して加工する

今日は仕事で必要になった小ネタです。 医学系学術論文の検索といえば、PubMed [http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed] ですね。自分が学生だった頃の、有料のMEDLINEを使えるところを探し回ったのとは隔世の感です。米国でも日本でも、図書館はいい仕事をしますね。 さて、今日のテーマは、「ある大学に所属している著者がFirst Authorになっている論文だけを検索する」です。 これ、PubMedの通常の機能だけで出来そうな気もしてしまうのですが、PubMedの検索式で「著者所属」に該当する[Affiliation]フィールドが、実は著者ごとに分かれておらず、「First Authorが特定の所属である」という検索式が書けないんですね。 ここを解決するためには、例えばPubMedの情報がSPARQL Endpoint [http://cdisc.okadajp.org/] になっていたりしたら、そこからSPARQLで検索すればいいじゃん、とかになるのですが、いくつかそういうサービスはあるようなのですが、結局PubMedのWebフォームに変換して
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Espruino

本日ご紹介するのはEspruino [http://www.espruino.com/]. 名前からして, Arduino [http://www.arduino.org/] を思い起こさせますが,Arduinoではなく,STMマイコンで,ピン配置もArduino互換ではありません. 特徴は,JavaScriptでプログラミングができることと, Web IDEという開発環境が Google Chromeブラウザの拡張機能として使えること. メモリーなんて48KBしかなくて, かなりマイクロなコンピューターですが,それでJavaScriptをある程度動かせるのだから大したものです. Web IDEは Chromebook でも動くので, MacもWindowsもなくても,Chromebookさえあれば組み込み開発ができてしまうというのもいいところです. 開発はしやすいけれど, ボード自体はそれほど多機能ではなく, Wi-Fiやイーサネットも付いていません.Wi-Fiなどは外付けできますが, メモリ48KBだとさすがに, Wi-Fiにつなぐだけはできても, そのほかにできることが制限さ
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TransferJet SDカード

デジタルカメラ、使っていますか? 写真はたくさん撮るようになりましたが、デジカメで撮るか、というと、それよりはスマホで、という人が多いんじゃないかと思います。 自分の場合は、デジタル一眼レフか、スマホか、それとも防水デジカメか、という感じで使い分けます。画質を求める時は、多少重くてもデジタル一眼 [http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d5100/]。それ以外の時は基本的にスマホ [http://www.microsoft.com/en/mobile/phone/lumia1020/]。水辺・水中の時は防水デジカメ [http://www.olympus.co.jp/jp/news/2012a/nr120208tgj.jsp]、という感じでしたが、防水デジカメも アクションカム [http://www.sony.jp/
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C88

実は実際に行くのは初めてなんですが、カタログ表紙絵 [https://webcatalog.circle.ms/Account/Login?ReturnUrl=%2f]に惹かれて、C88 [http://www.comiket.co.jp/]に2日目午後だけ行ってきました。 暑かった、です。 企業ブースの物販ものはちょっとお高かったりもするので結局買わなかったし、2日目だけだったし、はじめてなのであんまりお目当てのサークル、というのもなかったんですが、カタログを眺めていたら、あの 声優統計学会 [http://voice-statistics.github.io/] が2日目だったということがわかり、もう15時過ぎぐらいでしたが、いそいで行ってきました。 そして、もう新刊は売り切れていたのですが、ちょうど撤収作業中で立ち読み用のコピーをいただくことができました!ありがとうございます>声優統計の皆様 内容を拝見して、やはり噂通りレベルが高く驚きました。個人的にはあまり声優さんには詳しくないんですが、まぁそういうゲーム [http://www.dmm.com/netgame/
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インターネット在室表示灯

さて、前回作成した在室表示灯ですが、これをインターネットに接続して、在室状況をWebから見えるようにしてみましょう。 いわゆるIoT(Internet of Thing)というわけですが、IoTをする方法にもいろいろあり、センサに直接ハードとしてWi-Fiチップと比較的高性能なマイコンをつないで、自前でインターネットに接続方法もありますが、これは結構消費電力を食いますし、Wi-Fiがない場所では使えません。今回はこの方法は使わず、一度近くのPCにデータを取り込んで、PCからインターネット上のサーバに情報を送信するという手を使います。 センサからLEDにデータを飛ばすときに使ったTWE-Liteですが、このバリエーションとして、USB-シリアル変換チップを使って、USBに直接させるスティック上にした、 ToCoStick [http://tocos-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-USB/] があります。これはPCに挿すとシリアルポート(昔はモデムをつないでいたアレ)のように認識され、そこにアクセスすることにより動作を指示したりデータを得ることがで
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在室表示灯

7月から新しい職場に移り、個室になったのはありがたいんですが、電灯が独立していないので中に自分がいるかどうかが外からはわからなくなってしまいました。そこで、PIR(Passive Infra Red)センサー を使って在室表示灯を作ってみようと思います。 センサーの駆動には仕様書を読んでそれなりの特性を理解して、センサー単体だけではなくて周辺回路なんかも組んであげる必要があるはずですが、最近はセンサーと周辺回路を小さな基盤にまとめて、共通のインターフェースでつながるようにしているものがたくさん出てきました。 Grove [http://www.seeedstudio.com/wiki/Grove_System] とか Xadow [http://www.seeedstudio.com/wiki/Xadow] とかが手に入りやすいですね。Littlebits [http://littlebits.cc/]も最近はこういう方向性も取り込みつつあるようです。まぁもともとのアイデアはArduinoのシールド [https://www.arduino.cc/en/Main/arduinoShi
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Maker Faire Tokyo 2015

去年は激混みでしたが、予想外に子供たちも自分も楽しめたMaker Faire Tokyo。今年も行ってまいりました。 小学生のほうは海に遊びに行ってしまったので、幼稚園児だけだったので難しいワークショップはできず、展示されているものを見るだけでしたが、なかなか楽しめた様子。 とくに、5歳の子でもMESH Tag [https://first-flight.sony.com/pj/4/MESH%20-%20%E8%AA%B0%E3%81%A7%E3%82%82%E7%99%BA%E6%98%8E%E5%AE%B6%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%82%
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Leap Motion

本日ご紹介するのは、コンピューターの制御装置です。 というと格好いいのですが、つまるところマウスやトラックパッド、タッチパネルやキーボードも制御装置なわけですから、いまではありふれたものになりました。 しかし、これはちょっと違います。こればかりは動画で見ていただくのが一番いいので、動画をご覧ください(音声はありません)。 モニターの前で手を動かすことで、Google Earthの中の地球がぐるぐる回ります。 このモニターはタッチパネルではないんですが、モニターの前で手を振ることで、デスクトップが切り替わります。 これを実現しているのが、Leap Motion Controller [https://www.leapmotion.com/?lang=jp] です。 このデバイスの上で手を動かすと、指1本1本の動きまで認識して、ジェスチャーでコンピューターを操作できます。 腕を上げながら操作するので、けっこう疲れるのが難点ですが、動きの認識は十分に実用的です。 タッチパネルに近い操作感覚ですが、Google Earthのデモのように、手を握ると一時停止、というような動作もでき
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デジタルペン airpenpocket

今日ご紹介するのは、デジタルガジェットの中ではかなり古くからある部類のもの、デジタルペンです。 手書きと同じ感覚でPCにデータを入力したい、という欲求はPCの登場とほぼ同時代からあって、ペンタブレット(最近の、スマホの大きいのとは違います。ノートPCのタッチパッドを大きくして、専用のペンで入力ができるようにしたものです)なんかは古くから製品があります。でも、PCで絵を描く人にはよく使われていましたが、文字を書いてメモの代わりにする、という用途には少し大きかったし、PCも必須だったので、手書きメモの代わりにはなかなかなりませんでした。 そこでザウルス [http://ezaurus.com]だとか、PalmPilotとGraffitiの話とか、Decrio [http://www.watch.impress.co.jp/mobile/news/1999/11/09/decrio.htm] とか、やりだすときりがないのですが。ええ。Nokia SU-27Wとか、HTC Flyer とか、いろんなペンを試してきました。最近でも、Galaxy NoteのS-Penもけっこうお気に入りではある
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ThingM blink(1)

本日ご紹介するのは、ThingM [http://thingm.com/]のblink(1) [http://blink1.thingm.com/]です。 これは一見すると小型のUSBメモリのようですが、実はPCから色を制御することができるフルカラーLEDを、USBで接続できるようにしただけのシンプルな機械です。 これをUSBポートにつないで、PC上にソフトウェアをインストールすると、色を制御できるようになります。フルカラーLEDなのでどのような色でも出せますし、点滅なども細かく制御できます。制御用ソフトの画面はこんな感じ。 これだけだとそんなに面白くはないのですが、これの真価はIFTTT [https://ifttt.com/recipes] にチャンネルが用意されていることにあります。 IFTTT [http://ifttt.com/] とは、さまざまなWebサービスやこういったインターネット接続されたハードウェアそれぞれに応じてチャンネルが用意されていて、あるサービス上で設定した条件がそろったとき、別のサービスで何らかの動作をさせる、というIf-Thenルールを作成
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Logbar Ring ZERO

今日紹介するのは、Logbar のRing Zero [http://logbar.jp/ring/ja]というデバイスです。 その名の通り、指輪です。 こんなふうにはめて… 指輪の側面にある金属端子(タッチセンサーになっています)を親指でさわりながら、空中に図形を書くと、それに応じてiPhoneアプリからさまざまな処理を実行させられる、というものです。 たとえば、iPhoneのカメラのシャッターを切ったりすることができますが、他には実はあまりまだ使い道がなかったりします。 Mac上のKeynoteプレゼンテーションのコントロール [http://qiita.com/okappy/items/e665a0d0eb5b7292f683] をやってみた記事などもあり、自分でも試してみましたが、ある程度実用になるし、何より格好良いのですが、若干反応が鈍る場合があるなど不安定なので常用するのはちょっと厳しそうです。 とはいえ、正しく装着すればジェスチャー取得の正確さ自体はほぼ問題ないレベルに達しているので、今後のiPhone側アプリの改良が期待されます。
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XGVR Virtual Reality Headset

I AM Cardboard [http://www.imcardboard.com/]がKickstarter [%22https://www.kickstarter.com/projects/1040005785/xg-virtual-reality-headset] で資金調達して開発した、Virtual Reality向けヘッドセットです。 前面が開いて、そこにスマホを入れて、画面はスマホの対応アプリで表示させたものを、ヘッドセット側のレンズで拡大して見るというしかけです。 このヘッドセットは、もともとはGoogleが I/O 2014という開発者向けイベントで、ダンボール製の!ヘッドセットであるGoogle Cardboard [https://www.google.com/get/cardboard/] として配布したものです。その後、互換性がある製品がいくつか作られるようになりました。このXGVRもそのひとつで、ダンボール製ではなくプラスチック製で、頭にとめるためのバンドもついています。 実際の使い心地としては、やはり若干重いので、Galaxy S III
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