Netatmo 気象ステーション

さて,今週の関東は台風にともなって起こった大雨で大変でした.台風自体からは遠くても,2つ目の台風との間で線状降水帯 ができてそこから降っていたとか.たしかにアメッシュを見ていたら,大雨の時は綺麗に線状になってましたね.

そういうときには,職場ではとても強い雨が降っていても,自宅はほとんど降ってなかったりすることがあります.でも,自宅付近でどうだったのか,知りたいですね.
そこで便利なのが,自宅に設置できる気象ステーション,netatmo weather station です.

これ,実体はこのような小さな円筒形の筒です.トイレットペーパーの芯よりもちょっと大きいぐらいです.

これで,気温,気圧,湿度,音量, CO2濃度を定期的に測定し,Wi-Fi経由でクラウドにアップロードしてくれます.

これは9月10日の大雨のときのグラフですが,うちの付近は最大20mm程度の雨が観測できていたようです.
ところどころグラフが平たくなったりしている部分は,電波が弱くてデータがとどかなかった時かもしれません.ここのところがちょっと弱点です.

標準で1つ,屋外に置く(防水ではないので軒下等)ユニットが1つついてきます.これは増設も可能.

さらに,別売りオプションで雨量計があります.これがなかなか本格的な転倒ます方式で,気象好きのツボをついてきます.

近々風速計も出るらしいので,どこに置いたら面白いかいまからいろいろ考えてしまいます.

通信はWi-Fiなので,とくに屋外計や雨量計は電波が十分でなく,時間帯によって途切れがちになるところが難点ですが,データをためておけるというだけで嬉しい人にとってはなかなか満足度の高いアイテムです.

IFTTT にも対応しているので,たとえば雨が降ってきたらスマホに通知,というようなことも可能です.こちらも朝,小雨が降っているときに外に出なくても雨の状況がわかるのでわりと便利です.

あと面白い応用として,場所とデータ以外は匿名でデータを公開する機能があって,それを使った気象マップ が用意されています.アメダスは案外まばらにしかなかったりするので,このデータは測定機器が統一されていることも含めて,かなり貴重ですね.